ツールの使い方
エアコン作業の危険度
右から2分・3分・4分の穴になります。
ツールの使用手順
フレアツールを使用する際は、配管の太さに合った場所に合わせてツールの石に挟み込みます。挟み込む際は必ず1㎜程度配管が出るように挟み込みます(下図)
挟み込んだら、石に白い目印があるので、その配管の太さに合ったところにツールを調節し、万力でしっかりと固定します。
固定し終えたら、ツールのレバーを回して、『カチッ』と音が鳴ったら、更に4~5回『カチッ』と音が鳴るまでレバーを回し続けます。
回し終わったら、レバーを逆方向に回転させ緩めます。緩め終わったら、万力も緩め、配管をツールから離します。
しっかり配管が潰れて、カサのような形になっていれば、フレアの完成です。
ツールを使用する際の注意点
黄色い矢印に白い線を必ずあわせることが重要。合わせないと打痕が発生してしまい、ガス漏れの原因になります。
打痕が生じたままの状態でツールを使用した配管は全てガス漏れになります。
打痕をしたままではツール石は2度と使えなくなります。 (14,000円程度)
配管を外す際の注意点
ツール石から配管を外す際に、フレアがツール石に当たってしまうと、フレアが欠けて、ガス漏れの原因になるので注意。
ツール使用時のルーティーン
フレアを作る度に打痕チェック!
作業前点検と作業後点検
打痕をしたままではその日の作業は全て行えなくなるのはもちろんのこと、気づかず作業を進めていくと、いつから打痕しているか遡って現場確認に行かないとわからないことになります。
お客様からの苦情の連絡が入り、ガス漏れしていることが判明してからでは遅いので、常に作業前と作業後に打痕がないか確認することを徹底してください。
打痕はナノ単位でガス漏れが発生するので、フレアを見ただけで判断することは不可能です。チェックするのはあくまでツール石であることを常に心掛けてください。
打痕の事例